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すねが痛い!シンスプリントの原因と対処法を解説

2025/02/08
 
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こんにちは。

北九州市八幡西区折尾で「MSC整骨院・鍼灸院 八幡西折尾院」を開業しております、柔道整復師・鍼灸師の松田健生です。

今回は走る系のスポーツでよくみられる脛の痛みについてのコラムを書いていきます。

先日、運動部の学生から

という声を頂戴しました。

シンスプリントはどうしたらなるのか?

勉強していきましょう。

シンスプリント

シンスプリントについて解説します。

シンスプリント(Shin Splints)は、主にすねの内側に痛みを引き起こす運動障害です。正式には「脛骨過労性骨膜炎」と呼ばれ、ランナーやジャンプを多く行うスポーツ選手によく見られます。

主な原因

1. 運動による過剰なストレス

  • 急激な運動量の増加
    • ランニングやジャンプの回数や距離を急に増やすことで、脛骨の周辺に過剰な負担がかかります。
    • 特に運動を始めたばかりの人やトレーニングを再開したばかりの人が発症しやすいです。
  • ハードな運動スケジュール
    • 十分な休息を取らずに過剰に運動を続けることで、筋肉が疲労し、脛骨への負荷が増大します。

2. 不適切なトレーニング環境

  • 硬い地面での運動
    • アスファルトやコンクリートなどの硬い地面でランニングやジャンプを行うと、衝撃が直接脛骨に伝わり、炎症を引き起こします。
  • 不整地での運動
    • 不安定な地形や斜面でのランニングも、脛骨への負担を増加させる原因となります。

3. 身体の構造的な要因

  • 偏平足(フラットフット)
    • 足のアーチ(土踏まず)が低いと、ランニング時の衝撃を十分に吸収できず、脛骨に負荷が集中します。
  • 足のアーチが高すぎる(ハイアーチ)
    • 衝撃吸収の効率が悪いため、脛骨にストレスがかかりやすくなります。
  • 下肢のアライメント(骨の配列)の問題
    • O脚やX脚、股関節や膝の角度が通常よりも異なる場合、負荷が特定の部位に集中し、シンスプリントを引き起こす可能性があります。

4. 筋力不足や柔軟性の欠如

  • 筋力不足
    • ふくらはぎや足首周りの筋肉が弱いと、脛骨周辺の骨膜や筋肉に過剰な負担がかかります。
  • 柔軟性の不足
    • 筋肉や腱が硬くなると、ランニング時に脛骨への引っ張りが強くなり、炎症を引き起こします。

5. 不適切なシューズ

  • クッション性の低い靴
    • 衝撃を吸収できない靴を使用すると、脛骨への負担が増えます。
  • サイズや形状が足に合っていない靴
    • 足に合わない靴は、ランニングやジャンプ時の体重分散を不均等にし、シンスプリントのリスクを高めます。

6. オーバープロネーション

過剰回内(オーバープロネーション)

足が着地時に過剰に内側に倒れることで、脛骨にかかるストレスが増加します。

対処法

ストレッチをいくつかご紹介します。

1アキレス腱のばし

2しゃがみ込みストレッチ

3ふくらはぎつまみ

1はみなさんご存知のアキレス腱のばしです。後ろ足の膝を伸ばした状態で行いましょう。

2は写真のように片足に体重が乗るようにしゃがみ込みます。ポイントはふくらはぎと太もも裏がくっついた状態で行います。膝の下方向に体重をかけるようにします。

3は座って足裏をつけた状態で膝を曲げましょう。その状態でふくらはぎを触ると緩みますので、そのまま上から下までつまんだり、揺らしたりしましょう。

まとめ

シンスプリントについて解説していきました。

シンスプリントになる原因は多岐にわたります。扁平足だけでなく走る場所やシューズを変えるなどちょっとしたことで変化する事もあります。ご紹介したケアも試してみてください。

原因によって対処法も変わってきますので、お悩みの際はぜひ当院へお越しください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

(監修 柔道整復師・鍼灸師 松田健生)

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