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子どもが『腰を反ると痛い』と言ったら要注意?成長期に多い腰椎分離症とは

2026/09/04
 
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成長期のスポーツ選手に多い「腰椎分離症」とは?原因・症状・復帰までを解説

「運動をすると腰が痛い」
「身体を反らすと腰が痛む」
「病院で腰椎分離症と言われた」

成長期のお子さんがスポーツをしている場合、このような腰痛の原因の一つとして考えられるのが腰椎分離症です。

腰椎分離症は、特に成長期のスポーツ選手にみられることがある腰の障害です。

最近では、腰だけを見るのではなく、股関節や胸郭、体幹の機能、競技動作まで含めて考えることの重要性も研究されています。

今回は、腰椎分離症の原因や症状、最近の研究で注目されているポイント、スポーツ復帰・再発予防について分かりやすく解説します。

腰椎分離症とは?

腰椎分離症とは、腰の骨である「腰椎」の一部に繰り返し負担が加わることで起こる疲労骨折の一種です。

特に成長期は骨がまだ発達途中にあるため、スポーツで腰を「反る」「ひねる」といった動作を繰り返すことで、腰椎に負担が集中することがあります。

野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上競技など、さまざまなスポーツで起こる可能性があります。

どんな症状が出る?

代表的なのは、スポーツ中やスポーツ後の腰痛です。

特に、

・腰を反ると痛い
・身体をひねると痛い
・走る、ジャンプする動作で痛い
・練習後になると腰が痛くなる
・休むと楽になるが、運動すると再び痛くなる

といった症状がみられることがあります。

腰痛の原因は腰椎分離症だけではありませんが、成長期のお子さんがこのような腰痛を繰り返している場合には注意が必要です。

「筋肉が硬いだけだろう」
「成長痛だろう」

と自己判断せず、症状が続く場合には医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。

最近の研究①「安静にするだけ」ではなく、適切なリハビリも重要

腰椎分離症というと、

「骨折だから、とにかく安静にする」

というイメージを持たれる方も多いと思います。

もちろん、腰椎に負担がかかるスポーツ活動を制限し、患部を守ることは非常に重要です。

一方、近年は患部を守りながら、適切な時期から身体機能を改善していくことにも注目が集まっています。

2026年に発表された、活動性腰椎分離症の思春期アスリートを対象とした研究では、リハビリを早期から開始する方法について検討されています。

大切なのは、

「安静=何もしない」ではない

ということです。

医師の診断や指示のもと、腰に負担をかけない範囲から身体機能を整え、段階的にスポーツ復帰へ進めていくことが重要になってきています。

最近の研究② 腰椎分離症は「腰だけ」を見ればいいわけではない

MSC整骨院・鍼灸院でも特に大切にしているのが、この考え方です。

スポーツ動作は腰だけで行っているわけではありません。

例えば野球の投球動作では、

下半身 → 股関節 → 骨盤 → 体幹 → 肩 → 腕

と全身が連動して動きます。

ところが、

・股関節が硬い
・胸郭がうまく動かない
・体幹をうまくコントロールできない
・下半身の柔軟性が低下している

などの問題があると、本来ほかの部分で行うはずだった動きを腰が補うことがあります。

その結果、

股関節や胸郭が十分に動かない
↓
腰が代わりに大きく動く
↓
腰を反る・ひねる動作が増える
↓
腰椎に繰り返し負担がかかる

ということが考えられます。

実際に近年の研究でも、成長期スポーツ選手の腰椎分離症と、股関節の可動域や脊柱のアライメントなどとの関連が研究されています。

そのため、腰椎分離症では「痛い腰だけを見る」のではなく、身体全体を評価することが大切だと考えています。

最近の研究③「骨がくっついたら終わり」ではない

もう一つ重要なのが再発予防です。

腰椎分離症では、医療機関で骨癒合が確認され、痛みがなくなると、

「もう治ったから大丈夫」

と思ってしまうことがあります。

しかし、近年の研究では、骨癒合後に競技復帰した選手でも再発するケースがあることが報告されています。

つまり、

痛みがなくなる
↓
骨癒合が確認される
↓
すぐに100%の練習へ戻る

ではなく、

身体機能を戻す
↓
走る・跳ぶなどの基本動作
↓
競技特有の動作
↓
練習量・強度を段階的に上げる
↓
完全復帰

という流れが大切です。

特に長期間スポーツを休んでいた場合、体力や筋力、身体の使い方が休む前と同じとは限りません。

だからこそ、**「治療」だけではなく「競技復帰までどうつなげるか」**が重要になります。

MSC整骨院・鍼灸院が大切にしていること

当院では、腰椎分離症と診断されたスポーツ選手の競技復帰をサポートする際、腰だけを見るのではなく

・股関節の可動性
・胸郭の動き
・下半身の柔軟性
・体幹機能
・骨盤や身体のコントロール
・走る、跳ぶ、投げるなどの基本動作
・実際の競技動作

などを確認します。

例えば野球選手であれば、腰の痛みがなくなっただけではなく、投球やバッティングの際に腰へ過度な負担が集中していないかという視点も大切です。

当院では、

「痛みをなくすこと」だけをゴールにするのではなく、「安心して競技へ戻ること」「再び同じケガを繰り返さない身体をつくること」

までを大切にしています。

成長期の腰痛を我慢しないことが大切です

腰椎分離症では早期発見も重要です。

特に、

「腰を反ると痛い」
「ひねると痛い」
「スポーツ中は大丈夫でも練習後に腰が痛い」
「数日休むと良くなるけれど、練習するとまた痛い」

という状態を繰り返している場合は注意してください。

成長期のスポーツ選手に腰痛が続いている場合には、無理に練習を続けず、一度専門家へ相談することをおすすめします。

MSC整骨院・鍼灸院では、身体の状態を確認したうえで、腰椎分離症などが疑われる場合には医療機関での診察・検査をご案内します。

また、医療機関で腰椎分離症と診断された選手については、医師の診断や指示を踏まえながら、身体機能の改善や段階的なスポーツ復帰、再発予防をサポートします。

腰椎分離症に鍼治療は?

鍼治療によって、腰椎分離症の骨折部分そのものを治すわけではありません。

しかし、腰椎分離症では腰やお尻周辺の筋肉が緊張し、痛みや動きにくさが出ることがあります。

このような痛みや筋肉の緊張を和らげる目的で、鍼治療を取り入れることがあります。

私自身、整形外科に勤務していた頃から腰椎分離症のスポーツ選手に鍼治療を行ってきました。

臨床では鍼治療後に「腰が楽になった」「動きやすくなった」という選手も多く、疼痛を軽減する方法の一つとして鍼治療の良さを感じています。

また、医師から競技を許可されている選手では、大切な試合前の疼痛管理やコンディショニングとして鍼治療を行うこともあります。

八幡西区・折尾周辺で、成長期のお子さんの腰痛やスポーツ復帰についてお悩みの方は、お気軽にMSC整骨院・鍼灸院へご相談ください。

※腰椎分離症の診断、病期の判断、骨癒合の評価には医療機関での画像検査等が必要です。当院では医療機関での診断・治療方針を尊重したうえで、競技復帰に向けた身体機能・動作面のサポートを行います。

(監修 柔道整復師・鍼灸師 松田健生)

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